俺と伜とロックンロールと自衛隊

紆余曲折あり、我が息子はこの春から海上自衛隊に入隊することになった。

自衛隊といえば昨年の東北地方を襲った未曾有の大災害の復旧活動で一躍脚光を浴び、長らくデフレ不況もあり今や人気の職業と言っても過言ではあるまい。

まあ、こんな長らく不況で就職難の時代に晴れて入隊し無事任官してくれたことは親として何よりも嬉しいことであり、今後は定年までしっかり精進してくれたまえと願うばかりだ。

さて、伜は何時から自衛隊意識しただろう?

実は中学を卒業間際の進路を決める際に俺の強い後押しで自衛隊生徒を視野に入れていた、実際受験の準備を着々と進め広報官さんに学校へ書類を届けてもらったりしていたのだ

そんな経緯もあり親しい周辺の友人は自衛隊に行くのだと思っていた子も居たようで、卒業アルバムの寄せ書きには「立派な自衛官になってください」といった感じのものもあったほどだ。

しかし、そんな俺達二人のにわか計画も妻と学校と塾教師により断念させられ、元々目指していた会津高校へと進学することになるのだ。

反省点は沢山あった、第一にはもっと息子と向き合う濃度を濃くする時期を早いうちにしておくべきだった、ボーイスカウトに入れるべきだった。

自分はずっとボーイスカウトでお世話になっており娘や息子も隊に入れたかったし、そうなれば当然隊のリーダー側のお手伝いをすることになり、濃い関係を築くことになったであろう

隊長はいずれ俺を自分の後継者にしようと考えていたようでリーダー講習会にも行かされて居た(高校生の頃だ)

そんな期待を裏切ったのは何だ?

それはロックンロールだ!

ロックンロールとボーイスカウトを天秤に掛けてロックンロールが勝ったのだ

ロックンロールとボーイスカウトのリーダーを両立させることは無理だ、ただでさえ少ない休みを両方に少しずつ割り振るような中途半端では結局どっちつかずで、どちらの関係者にも迷惑なことになる。

そんな理由で子供達と濃い関係になれるチャンスを自分で潰したことは今更ながら子供達に対して申し訳ないと思ってる、未熟だった。

この図式は俺と自衛隊にも当てはまる、中学時代ボーイスカウトを真面目に大好きだった俺は、大会で出会う自衛官に憧れを強く持つようになっていた、これは当たり前といえば当たり前の話で、大会のキャンプをバックアップしてくれる本物の自衛隊を目の当たりにして何らかの憧れをを持つのは男子としては当然だろう

そんな俺はやはり中学卒業後の進路を決める際に、たまたま担任からの「こんなものがあるけど、興味のある者は居ないよな」との問い掛けにクラスで唯一反応する、それは自衛隊生徒のパンフレットだった。

パンフレットを家に持ち帰り、ウキウキだった、陸海空のどれにしようか?小学生の頃、坂井三郎さんに憧れていた自分は勿論、「空」がいいなあと空想して楽しんでいた。

実際は夢想している場合ではない、本当に目指すのであればその時から嫌いな勉強に向き合いガリ勉して受験するべきなのだ!

そこで一念発起してついに俺は・・・なんてことは起こらず、折り合いが合わず喧嘩ばかりしていた担任にも「フン!お前なんかに行けるようなところじゃないぞ!」などと言われ「何だっこの!」とは言い返すものの、内心は自衛隊へ行ったら自由がねえよなあというのが正直なところだった。

いつか親父に言われた「人生にはいくつも壁が立ちはだかるものだが、それを乗り越えるか、諦めるかで人生は変わる」

俺は立ちはだかる壁を乗り越えもせず打ち破りもせず迂回して生きてきた・・・そんな気がする。

さて、伜はどうだろう?
奴はこれからだ!

俺は奴が今後の人生の中で、多々たちはだかるであろう壁を迂回しようとする時に適切なアドバイスをしてあげられるだろうか?

まだまだ未熟者の自称ロックンローラーのちょっと長いツブヤキさ!

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